商売繁盛で えべっさん入門 笹もって来い

予備知識編

 大阪の祭りといえば「えべっさん」。大阪の人間にとっては「いまさら」ですが、 関西以外の人たちの中には、まだまだよく知らない方もいる様子。不況の続く日本、 小泉総理でも駄目なら残るは「えべっさん」。大阪以外の人も、ここで勉強していって、 来年は大阪のえべっさんに参って福もーてってやぁ!

日時

 毎年1月9日〜11日。9日が「宵戎(よいえびす)」、10日が「十日戎(とおかえびす)」、11日が「残り福(のこりふく)」と呼ばれます。やはり本命の十日戎が一番混雑しますが、縁起物を買うんなら「値切れる」残り福の夜がお勧め。

場所

 関西中心に「恵比寿神(えびすのかみ)」を祭る神社で行われます。特に有名なのは本家である兵庫県西宮市(神戸の近く)の「西宮戎(にしのみやえびす)」と、商売の町大阪の「今宮戎(いまみやえびす)」です。今宮戎は、通天閣や日本橋でんでんタウンの近くにあり、南海電車の「今宮戎」駅が最も近いです。JRでは「新今宮(しんいまみや)」、地下鉄では「恵比寿町(えびすちょう)」か「大国町(だいこくちょう)」が最寄で、いずれもそこから5〜10分程度歩きます。

薀蓄

 「えべっさん」とは「神様」のことを「神さん」と呼ぶ、関西人得意の馴れ馴れしい(笑)表現で、全国的には「えびす様」または「恵比寿神」と呼ばれている七福神の一人です。 もともとは持ち物の釣り竿と鯛からも分かるように海の神様ですが、後に農業や商業の神様としても信仰されるようになりました。日本の国を(その辺の土をかき集めて(苦笑))作ったとする、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の息子とされ、七福神の中では唯一国産の神様とされています。しかし「夷」や「戎」とも書かれることから、異民族の漂流者との説もあります。

 恵比寿神様はあの福々しい顔に似合わず苦労人であり、3歳まで足が立たず、それを理由に船に乗せて捨てられ(漂着先が神戸の西宮)、またあの福耳にもかかわらず耳が悪いとされています。また、国家の保護を受けていない格の低い神とされていますが、そこが逆に判官びいきの関西にうけている理由であり、また、関東ではうけなかった理由かもしれません。ちなみに関東ではおなじ商売繁盛の祭りとしては酉の市があり、これは国家的英雄とされる日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祭っています。

薀蓄はこのぐらいにして、いよいよ実践編へ!
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ぼったくり福飴に注意!

ぼったくり福飴
  
 まぁ、もともとお祭り価格なので高めの値段なのはしかたないのですが、それにしても某店は酷いです。上の写真の福飴(横のキャラメルはつきません)でなんと1200円! 値段が買いてなかったのですが「まぁ、どこでもいっしょだろ」と思って買って大失敗。他店だとカゴ飾りに入った豪華包装のものでも1000円そこそこ、上のような袋入でこの量ならまず500円以下で買えます。福飴にかかわらず、お土産は必ず値段の書いてあるお店で買うか、買おうとする店で値段を確認した上で買いましょう。今宮戎ファンのおいらとしては、このような店が淘汰されていくことを願っています。   

関連リンク

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